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出会いや別れなどが起こったときにそれがまるで神がした悪戯のように出来すぎていたりするときに用いる。
その神のいたずらというのは誰がやっているのかというのが今回のテーマ。
神言ってもたくさんいるのだ、もうすでにここには神と呼ばれる存在が5人も………。
「神のいたずらとは……なんだ?」
「なんだ?ホルス。お前知らないのか、言葉の通りだろ?」
「イシスの言うとおり、神のいたずらというのは言葉通りで人間世界で思いもよらぬことが起きたときにそれは我々神が仕掛けたものだということみたいですね」
アルテミスが説明した瞬間、「神のせいだっ!」と言われてるようにしか感じられないと5人の神それぞれは思うのだった。
「全知全能の神であればいたずらと言われるような色々な奇跡も起こせるんじゃないか?」
イシスはまた横目でゼウスに問いかける。
その目は睨むだけでなく、静かに「お前の仕業だろ」と圧をかけているようであった。
「わ、わしか!?しっ………しらんぞ!?何もしとらん。全知全能だからといって何でもできるとは思うなよ」
「うむ、そうか………ところでホルス」
今度は右隣に座っているホルスに視線をぶつけるイシス。
そして………、
「じゃんけんぽっ!」
「なっ!?……………っ!?」
ホルスは完全に油断していた……。
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