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「さてはゼウスよ。話題がないと言うわけではあるまいな」
ヘリオスは異常といえるほど頭が回る。
さすがギリシャ神話において彼に隠し事は通用しないと言われただけはある。
「そ………そうじゃ。さすがだなヘリオスよ」
「あっ、であればひとつ提案があります。」
アルテミスがゼウスを見て、閃いたとばかりに目を開けて提案をした。
「人間世界の人々に向けて、募集すればいいではないでしょうか。これを読んでいる人々にテーマを決めてもらえばいいのです」
「それじゃーー!」
先ほどの落ち込み具合とは打って変わって、席から立ち上がり全員の顔を見る。
「この話し合いの中心はゼウス。俺たちは何も言わん」
「おっ、お前がそんなこというのは珍しいなホルス」
「うるさいぞイシスっ!」
こうして今回の雑談は幕を閉じる。
「では、人間たちよ。我々は君たちの面白いテーマを待つこととする。ではみんな、今日はこれで解散っ!」
こうして神々はまた静かに消えていった。
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