【2】真っ白な恋心

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 それからの月日は、あっという間に流れていった。  シロが大分の店舗に配属された時、俺は千葉にいた。  会える機会は、年末年始の忘年会や新年会、それと三ヶ月に一度あるか無いかの同期会等。  そんな数少ないチャンスは絶対に逃す訳にいかず、彼女の隣を俺は勝手に指定席とした。  それからも年一ペースで転勤は続いたが、シロと俺の距離が物理的に縮ることは無く……。  それは、まるで二人の心の距離をも現しているかの様に。 律:好きな男のタイプとかないの? 紫帆:神谷以外 律:ひっど……。なあ、今度二人で飯いかね? 紫帆:今度の同期会で会えるんだからいいでしょ。私もう疲れたから寝るね。お休み! 紫帆:(-.-)Zz……
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