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「…かといって、金はかけたくない…会社に行って、従業員から、やっぱり、アイツは苦労知らずのボンボンだからと陰口を叩かれるのは、困る…だから、実は、このクルマは、そんなに高くないんです…でも、やはり非日常を演じたい…それが、このミツオカです…」
私は、米倉の説明を、
「…」
と、黙って聞いていた。
どう返答していいか、わからなかったからだ…
私の沈黙を、米倉が、どう受け取ったか、わからない…
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