1人が本棚に入れています
本棚に追加
僕が華月の顔をまじまじと眺めていると、華月が思わぬことを話し始めた。
「勇星、私今勇星からプロポーズされたような気がするんだけど…」
僕が華月にプロポーズしたのは、華月が氷の中にいた時だ。
僕はとても不思議に思ったけれど、もうそんなことはどうでもよかった。
僕は思わず口走った。
「華月、僕は華月のことが大好きだよ。
華月のこと一生大切にするから、僕と結婚してください。」
すると華月は、
「もちろん、こんな私ですが、よろしくお願いします。」
と少し涙ぐみながら返事をしてくれた。
「でも、できれば夜景のきれいな場所でプロポーズしてほしかったかな…」
華月から言われて、
「ごめん、相変わらず気が利かなくて…」
と僕は返事をした。
華月の体を抱き起して、僕は華月を抱きしめた。
さっきまで冷たかった華月の体のぬくもりが伝わってきた。
僕は一生華月のことを大切にしようと心に誓った。
最初のコメントを投稿しよう!