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男にしては小柄な体にピンク色の珍しい髪色、ぱっちりとした大きな目
間違えないパッケージの真ん中にいたゲームの主人公だ!!!
まさか入学初日にで会えるとは思っていなかったからどうしていいか分からない。
ゲームのイベントや進め方とか何も知らない。
ここは相場、ジルとルークに主人公に会わせて総受けを進めていこう。
ルークはともかくジルはゲームの攻キャラじゃないが立派な攻めになるに違いない。
俺がそう頭の中で考えているとジルとルークがやってきた。
よし!これで主人公を助けてやれ!!
って思ったが、
「クラン!!大丈夫か!」
慌てた顔をしたジル。
「少し目を離したらこれです!怪我ないですか?」
心配した顔をしたルーク。
いやちょとまて、
何で俺が助けられているんだ?
尻もちついてる主人公と立ってる俺。
状況的に助ける相手間違ってるだろ。
しかもこんな美少年が倒れているのに助けないなんてありえないだろ!
ほら、主人公もポカンとした顔してるぞ。
「い、いや俺じゃなくてそっちの子を助けろよ」
「何でだ?」
「何でですか?」
俺は頭を抱えた。
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