まだ、今じゃない

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まだ、今じゃない

「──え」 私は文字通り固まってしまった。 恋人である悠一の口から、思わぬ言葉が飛び出したせいだ。 「いや、ほんとに頼む!」 テーブルをはさんで向かいに座る悠一はなおも言い募る。 それをきっかけに、真っ白になってしまっていた私の頭は徐々に動き始めた。 同時に、心の声が炸裂する。 (はああああ????)
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