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この件に関する女友達の反応はわかりやすかった。
ほぼ全員が「ありえない!」と口──スマホに届いたメッセージである以上「指」と言うべきか──をそろえたのだ。
私が取るべき行動についても、別れるの自体を拒否するか、あるいは今別れてよりは戻さないか、そのどちらかだという。
もし第三者として見たら、私だってそう言うと思う。
けれど、当事者としてはそう簡単に割り切れない。
だって、確かにこの扱いはどうかとも思うけれど、やっぱり悠一には幸せになってほしいと思う気持ちが、私の中にはあるのだ。
それが愛情なのか、それとも単なる情なのかは別として。
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