プロローグ

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大学時代のゼミに、天才的なセンスを持つ姿形も整ってるアンドロイドみたいな博士課程の院生がいた。 彼の名は、早瀬奏多 (はやせ かなた) 彼との出会った時の事を今でも覚えてる。 大学3年の後期から、入学前から尊敬していた堀田教授のゼミになんとか入る事ができたわたし。 大学に入学してから、その堀田教授のゼミに入るために、教養科目や語学科目も、全てトップの成績とを取り、堀田教授のゼミでスムーズに研究ができるよう資格を取得したりもした。 念願が叶って、憧れてた堀田教授のゼミの研究室に入った。 そこで1番初めに出会ったのが早瀬先輩で、新しいゼミ生を歓迎するために、ゼミ室をデジタルアートとオルゴールの音で幻想的な空間にし、その中にドッキリを入れて、新人の心臓を止めようとした。 早瀬先輩の歓迎パフォーマンスをきっと、わたしを含め、新人ゼミ生は忘れないだろう。 CGグラフィックやパソコンで制御させたデイルミネーションを駆使したデジタルアートで世界的に有名な教授の片腕として、早瀬先輩は天才的な才能を発揮していた。 テクノロジーを駆使していろんな分野で活躍する早瀬先輩は、今では堀田教授が創り出す作品よりも有名になった。
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