第二章

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第二章

 1  店を出て、少し歩いた川原のような場所で、一行は再び話し合いを始めた。思った通りレーソスはここで、自分が「前勢力」の王宮に仕えていた戦士だということを、ダクタたちに明かした。 「王宮の戦士、でしたか……! それは本当に、頼もしい限りです。王宮のため、国のため戦っていた戦士たちの勇猛さは、私たちも耳にしていましたから」  ダクタの言葉には、戦士に会えた感激と、そして尊敬の念が込められていた。  ダクタも当初は、剣を携えた「用心棒的役目」のエーディンに、力になってもらえたら有難いと考えていたらしい。ダクタも青年団の代表を務めているだけあり、人を見る目は確かなようで、口の利き方こそぞんざいなものの、エーディンは剣士として秀でた腕を持っているに違いないと、感じていたのである。  それに加えて「王宮の戦士」が力になるというのだから、ダクタが喜んだのも当然と言えよう。 「いやあ、仲間が5人だけになった時には、力をお借りするのをお願いするのも申し訳ないと思っていたのですけどね。百人力とはこのことだなあ」  思わぬ援軍に、ダクタは本当に喜んでいるようだった。するとここでエーディンが再び、ズバリと核心を突くような質問を投げかけた。 「で、レーソスさんは間違いなく、そこらの兵士じゃ相手にならないくらいの実力の持ち主で。俺はまあ、レーソスさんにはとても敵わないけど、そこそこはやれるかなって自信はあるんだけど。  ダクタさんとそのお仲間に、腕に自信のある人っていうのは、いるのかな?」
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