序章と少女の夢

3/7
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
「ママぁ~!フランカさぁ~ん!」 豪雨と強風の中、1人少女は泣き叫んでいた。 風に飛ばされないように、頼りない木にしがみつきながら。 彼女の周りにはすでに土砂流が流れ込み、身動きが取れない状態だった。 予報通りの豪雨と強風。 ここ、エスクラペス国の一部の地域は台風に見舞われていた。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!