エピソード1 バサラブ氏、友人を作る(一方的に)

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マンションの住人の客だったら、今後も会うことがあるかもしれない。 そうしたら、今後はハローくらいは言おうと思いつつ、睦月は二度と会いませんようにとも思った。 よく行くコンビニに入り、雑誌コーナーをちらりと見る。 ファッション雑誌にあまり興味はない。 それから、すぐに飲料関係の扉の前に立つ。 新商品がないかどうかもじっくり眺め、それからオレンジの炭酸飲料と烏龍茶のペットボトルを各2本、レモン味の酎ハイを2缶かごに入れた。 それから弁当のコーナーに移動してさんざん迷い、おにぎりを2個と千切りキャベツの袋を手にした。 他に、なくなりかけている牛乳を思い出し、念のために500mLのものもかごに放り込む。 朝食用にパンも買っておこうと手にするも、消費期限を見比べて最初に手にしたロールパンからミニシナモンロールの袋に変更する。 最後に、念のため今日食べてしまった分のカップラーメンを補充しておこうと、しょうゆ味の中で一番安いものを選んでレジに持っていった。
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