ｲｯｼｮｳｹﾝﾒｲな恋。

あれから数年の月日が流れた──。私は高校時代の努力と，美希と巧の支えのお陰で第一志望の大学に合格した。美希は第一志望の短大に，巧は希望する企業に無事就職した。みんな離れ離れになってから何年もたっているのに，今でも３人で遊ぶ時は中学生みたいにはしゃいでいる。そして…，いつのまにか私と巧の付き合いも長く深くなり，私にとって巧はかけがえのない存在になっていった。 *

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