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「ん~やっぱ奈津美の肉じゃがは美味しいな。最高~」
「フフッ─ありがとう」
─巧は知らないんだろうな~。私はこの顔が見たくて一生懸命作ってるだなんて
私は1人でクスッと笑った。
「ごちそうさまでした」
夕飯も食べ終わり洗い物をしていると,巧に後ろから声をかけられた。
「奈津美~」
「ん?なぁに~」
食器の泡を流しながら返事をした。
「今からデートしよう?」
「……え?デートって…もう夜だよ?どこ行くの?」
「ん~ドライブとか~」
巧からデートしようと誘われるのは珍しかった。
何かあったのかな?と私は少し不思議に思ったが,たまには夜のドライブもいいな~なんて思ったりして,急いで残りの食器の泡を洗い流した。
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