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AM7時30分。会社についた。タイムカードを機械の中に投入して時間が刻まれた。
刻まれた時間は一定。機械的に動いているのだなと実感してしまう。
自動販売機に百円玉を入れて点灯したボタンを押す。取りだし口からブラックコーヒーを出した。
いつのまにやらブラックコーヒーを飲むことが習慣になっていた。
もっと昔は苦くて好きではなかったのだが、今は程よい苦味のように感じる。
人生があまりにも苦いから、そうなってしまったのだろうか……。
ここで働くことに対して後悔しないと思っていた。しかし実際は違う。考えるのはよそう。ただ無意味に己を苦しめるだけだ。
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