太陽の王子様

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智也に寝室のベッドまで運ばれて、お姫様を運ぶ従順でイケメンな執事みたいに優しく丁寧に寝かせられた。 顔が近い上に智也は、玲子の上に覆い被さるみたいになって視線を合わせてきた。 「顔、赤いぞ。ほんと、大丈夫か?」 「だ、大丈夫だよ。心配しないで」 「この寒いのに、こんなセーターだけじゃ寒いだろう」 智也がセーターから、にょっきりと現した玲子の右肩を見て、セーターの襟ぐりを少し引っ張り肩を見えなくさせてから掛け布団を玲子にそっとかけた。 ーーー んーー、心臓がバクバクしてる。智也に見られて恥ずかし過ぎる。
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