14人が本棚に入れています
本棚に追加
「僕もいいよ」
「おう!竹田君(仮名)、柳君(仮名)、ありがとう。これから、遊んでやってくれ」
遅くなったけど、僕の名字は馬田だ。
僕と遊んでくれる生徒を募集して、竹田君と柳君が勢いよく立候補したんだね。
こうして、その昼休みから竹田君と柳君と僕で遊ぶ事になった。
「今から泥だんご作ろう」
竹田君と柳君で来た場所は、体育館のスロープの真下だった。
ここで竹田君は泥だんごを作る事を提案した。
それから黙々と泥だんご作りが始まったが、この時に竹田と柳君は僕と仲が深まる事もなく、3人で遊ぶのはその日だけで終わった。
それから、僕は遊んでくれる生徒を募集してくれた
先生に申し訳なくなって、昼休みは学校の外を散策するようになった。
僕が行っていた小学校はウサギや鴨、鶏、アヒル、ダチョウ、さらには、鯉までいたから、外でも時間を潰す事ができたのだ!
こうした日常が続く事、1年。
僕は5年生になった。
5年生になるとまたクラス替えがあった。
このクラス替えにより、小1と小2の時に一緒だった義弘とまた一緒のクラスになった
この時から僕は勉強に限界を感じ始めていた。
足し算、引き算、かけ算、わり算、簡単な図形問題まではわかるのだけど5年生になると1ランク図形問題のレベルがパワーアップしていたからだ。
この頃から健常者との違いが少し目立ってきていた。
最初のコメントを投稿しよう!