小学生時代

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「僕もいいよ」 「おう!竹田君(仮名)、柳君(仮名)、ありがとう。これから、遊んでやってくれ」 遅くなったけど、僕の名字は馬田だ。 僕と遊んでくれる生徒を募集して、竹田君と柳君が勢いよく立候補したんだね。 こうして、その昼休みから竹田君と柳君と僕で遊ぶ事になった。 「今から泥だんご作ろう」 竹田君と柳君で来た場所は、体育館のスロープの真下だった。 ここで竹田君は泥だんごを作る事を提案した。 それから黙々と泥だんご作りが始まったが、この時に竹田と柳君は僕と仲が深まる事もなく、3人で遊ぶのはその日だけで終わった。 それから、僕は遊んでくれる生徒を募集してくれた 先生に申し訳なくなって、昼休みは学校の外を散策するようになった。 僕が行っていた小学校はウサギや鴨、鶏、アヒル、ダチョウ、さらには、鯉までいたから、外でも時間を潰す事ができたのだ! こうした日常が続く事、1年。 僕は5年生になった。 5年生になるとまたクラス替えがあった。 このクラス替えにより、小1と小2の時に一緒だった義弘とまた一緒のクラスになった この時から僕は勉強に限界を感じ始めていた。 足し算、引き算、かけ算、わり算、簡単な図形問題まではわかるのだけど5年生になると1ランク図形問題のレベルがパワーアップしていたからだ。 この頃から健常者との違いが少し目立ってきていた。
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