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僕は地元の家の近くにある中学校に入学した。
中学生恒例のイベントは、部活選びだ。
興味がある部活は、全部まわった結果、テニス部か卓球部が面白そうだった。
(テニスって、ボールを打つのが難しいな…………)
テニスをやってみたけど、運動能力が悪い僕は、ボールを全く打てなかった。
これで、テニス部は候補から外れて卓球部に入部する事になった。
卓球部が練習をしているところは、体育館の2階だった。
「よく来たね!こっち、こっち」
僕の他にも3人程、入部希望があった。
(これなら、何とかやっていけそう!)
4月は歓迎会があって、どこの部活も部員を確保するために全力を挙げて歓迎ムードを作っていた。
卓球部も例外ではなく、先輩はみんな優しかった。
僕の入部の理由の1つは先輩が優しかったのもあった。
僕は、この部活ならこれからもやっていける!と安心していたが、それは後に間違いだということを身をもって知る事になる。
卓球部に入部して2ヶ月、卓球部に入部した同級生達は、次々に上手くなっていったけど、僕は、全く上達しなかった。
「下手すぎやろwww」
「俺達と同じ時に入ってきたとは思えんわwww」
「確かにwww」
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