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この時期になると、僕は、毎日のように身体能力の事について馬鹿にされるようになった。
僕は、毎日、罵詈雑言を言われるのが耐えられずにまた登校を拒否した。
「馬田ぁぁ!!早く学校いくぞ!!」
時間が朝の9時を少し過ぎた頃だった。
担任の髪型が天パの30代後半の先生が家に迎えに来たのだ。
「お前は、なんで学校に来んとか!!こらぁ!!」
今でも、そうだけど、中学校までは、義務教育だ。
先生は、僕の髪を掴んで左右に激しく揺らすと、小学生の時と同じように、中学校に強制連行した。
この時期に僕は、友達が1人もおらず、休み時間は、いつも教室にいた。
この日の二時間目に事件は起こった。
当時、クラスは机を5つ並べて班を作っていた。
この班はクラスが6つあった。
そのクラスの男子が僕の頭を同じ班である女子のくしを奪って僕の髪を解いたのだ。
「うわっ!汚ねwwwこのくし、戻すwww」
そうふざけて、元々持っていたくしを奪われていた女子にくしを返した。
「もういらない!」
くしはその女子に返って来たが、その女子はくしが返ってきても、それを拒否した。
「そのくし、汚くなったからいらん!」
その女子は、美人で周りの人に優しい娘だった。
だが、その女子も、僕の頭を解いた櫛が汚くなったという理由でもういらないと言ったんだ。
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