中学時代ーいじめの始まりー

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ジャンケンの結果、負けたのは二屋(仮名)だった。 「マジで俺がやらないかんとwww」 二屋は、そう言うとビニール手袋を嵌めてセンズリを始めた。 「汚ったねwww」 「マジうけるwww」 僕は、暴れたが、4人で抑えつけられているから、身動きが取れない。 「全然出らんなwwwお前、俺にちょっと貸せ」 二屋に変わって先輩がやり始めた。 「全然、出らんやんwwwもういいや。帰るぜ」 先輩は、もうその行動にも飽きたのだろう。 他の4人にも帰るように促した。 その日のショックは、僕にとってでかかった。 次の日、学校に行くふりをして、具合が悪いという理由で家に引き返そうとした。 でも、運が悪い事に担任の先生の通勤路も僕と同じところだった。 「馬田、学校行くぞ」 先生は、僕に学校に行くように促したから、僕は、また、学校に戻るハメになった。 それから、放課後に僕がトイレに行った時に、同級生の卓球部員に蹴られたり等の暴力がたまにあった。 そして、その次の週の始めの月曜日に事件はまた、起こった。
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