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幼稚園を卒園した後、僕は地元の小学校に入学した。
幼稚園で出来た友達は隣町の小学校に半分の子は入学して行ったから、その友達とは、中学生の時に再開して以来、会っていない。
地元の小学校に入学した子も小学校に入学すると、クラスが別れて自然に疎遠になって、唯一、僕と同じクラスになった子が1人、親友になった。
この親友の名前が義弘(仮名)だ。
そして、一学期の時である。
僕は、1人の女の子をからかっていじめた。
その娘が泣いたので、他の娘が担任の先生を呼んで、先生からいじめはいけないと注意された事がある。
この頃の僕はいじめられる側ではない、いじめる側の人間だった。
この頃の僕は小学校での成績はいつも100点で順風満帆を一直線に突き進んでいた。
だから、幼稚園の頃のように挫折を経験しなかったからか、嫌な性格な少年に成長を遂げていた。
といっても1カ月後には、逆にいじめていた娘に怒られて、逆に僕が泣く珍現象があった。
「みんな!今日から新しいお友達が来ます。原田君(仮名)です。福岡市からやってきました。みんな、原田君と仲良くしてね」
『は~い!!』
それは、二学期の事だった。
後に僕と一番付き合いが長い友達となる原田だ。
「原田君、僕の名前は隆信!仲良くしよう!」
僕はこの原田君とは仲良くなれそうと考えて、友達になろうと誘ったんだ。
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