妹と夢

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妹と夢

「ただいまー」 「お兄ちゃんお帰りー」 「今日部活は無いのか?」 「今日は、休みなんだよ」 「そうかい」 これは、俺の妹『古河 桃華』 桃華は、中学2年生だ、決してシスコンでは無いが妹はなかなか可愛い、そこらのモデルより可愛い、もう一度言うが、シスコンでは無い 「ねぇ、お兄ちゃん今日の夜の話聞いた?」 「裏山の話だろ、放課後あのバカから聞いたよ」 「願いが叶う木なんてロマンあるよねー」 「物好きだな」 「えー 願いが叶うかも知れないんだよ」 「そうだなー」 「あ、お兄ちゃんバカにしてる」 「バカになんかしてませーん」 「ほら、バカにしてるじゃん」 「してねーよ」 「お兄ちゃんのバカ」 「悪い悪い」 もう一度言うが決してシスコンでは無いからな ただ妹をいじって楽しんでるだけだから、勘違いしないでよね 「よし、寝るかー」 「え、もう寝るの?」 「眠りこそ人の願いだ」 「それもう、願う必要ないじゃん」 「まぁ、そう言うな妹よ」 「しょうがないなー、7時くらいに起こすからね」 「さすが俺の妹だ じゃ、おやすみー」 俺は、階段を駆け上がった 「これだからお兄ちゃんは」 妹が何か言っている気がしたが 俺は、気にせず二階に上がった 「さて、枕の準備よし携帯の充電よし ネバーランドへさぁ行こう」 こうして俺は、眠りについた 『ねぇ、真司って好きな人いるの?』 『なんだよ急に』 『だって気になったんだもん』 『へー』 『で、好きな人いるの?』 『そ、そう言うお前は、どうなんだよ』 『いるよ』 『え、まじで』 『マジマジ大マジです』 『誰のことが好きなんだよ?』 『真司にだけは、教えないよー』 『言ってもいいじゃねーか』 『やーだよ』 俺は、『××』のことが好きだ、でもそんな本心恥ずかしくて言えるわけねーだろ 『真司』 『なんだよ××』 『今までありがとうね』 『急にどうしたんだ』 『おい、待てよ』 彼女が歩いて行く 『じゃあね』 俺は必死に手を伸ばした 『待て××』 伸ばした手が届くことはなかった 「お兄ちゃん起きてー」 「お、おはよう」 「お兄ちゃん、なんで泣いてるの?」 涙の理由はわからない ただ、懐かしい想い出を見た気がしていた 失くしてしまった想い出を
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