集合完了!

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集合完了!

「お兄ちゃん早く行こーよー」 「ちょっと 待ってくれー」 俺たちは今日、あるバカに誘われて学校の裏山にある大きな木に集合することになっている 本当は、行く気がなかったけど 妹が行くなら仕方ないよな 散々言うが決してシスコンでは、無い 「お兄ちゃん、遅ーい」 「悪りぃ」 「そういや、今日かあさんは?」 「江口さんの所に食べに行ってるってー」 「そうなのか」 「それより早く行こーよ」 「わかってるよ」 「ほらお兄ちゃん前に座って」 桃が、自転車を指差してそう言った 「俺が、こぐのか?」 「当たり前じゃん」 「兄ちゃん力ないぞー」 「大丈夫だよー」 「はいはい」 俺は、ぐちぐち言いながら前に座った 実際俺は、高校に入って部活すらしていない まぁ、帰宅部って言うやつだ 「さぁ、お兄ちゃん発進だよ」 「わかったから、立つのをやめて大人しく座っとけ」 「はーい」 「じゃあ、発進するぞー」 「よーし、レッツ goー」 まぁ、噂を確かめに行くのは、めんどくさいけど こう言うのも悪く無いな 「真司おせーぞ」 「時間には間に合ってるだろ」 「30分前集合が常識だろ」 「どこの常識だよ」 「ごめんね、響ちゃん お兄ちゃんの準備が遅くて」 「おい、妹よ全部俺のせいにするきか」 「てへ」 おい、可愛すぎるだろ 「大丈夫だよ、桃ちゃん 集合時間には、間に合ってるから」 「おい、響也さっきまでと言ってること、ちげーじゃねーか」 「気のせいだろ」 これだから、チャラ男は 「あのー、すいません あの人達は?」 「あぁ、ごめんね桃ちゃん」 「桃、こいつらは俺の友達の」 俺は、一番近くにいる女の子に手を向けた 「あぁ、私の名前は 『木村 六花』よろしくね」 「俺は、『鎌田 伊月』よろしく」 「私は、『小林 皐月』よろしく」 「俺は、『松村 涼』よろしくな」 みんなが挨拶をしてくれた 「あなたは?」 「あぁ、こいつは俺の妹だ」 「は、初めまして妹の『桃華』です いつも、お兄ちゃんがお世話になってます」 「真司に似ないで真面目でいい子だな」 「似ないでは、余計だ」 集合の10分前くらいだが7人全員が揃ったようだ こいつらいいやつだし妹も可愛いからまぁ大丈夫だろうな 「よし、集合完了だな」
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