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サイダー
しゅわしゅわサイダー
ぱちんと弾けて空へ跳ぶ
しゅわっと舞い落ちるの見てたら
私もこんな泡みたいに
ぱちっと一瞬で消えちゃいたいな
しゅわしゅわサイダー
ぱちんと弾けて天へ飛ぶ
しゅわっと舞い上がるの見てたら
私もこんな泡みたいに
ぱちっと一瞬でなくなんないかな
甘い花火みたいな、こんな
水の中に溶けちゃいたいんだ
全部上手くいかなくなって
一日中ボンヤリしちゃうんだ
私何やってんだろって
たまに考えることがあって
しゅわしゅわサイダー
飲まれないまま泡が消えてく
時間が過ぎて味が消えてく
しゅわっと弾けるサイダーを
ぼーっとただ眺めてるだけ
グラスに伸ばしかけた手は
結局頬杖に使われる
このまま泡になりたいな
色んな「嫌い」と色んな「嫌だ」と色んな「苦手」
一気にどばっとあふれ出すから
何したらいいか分かんないよ
好きな事全然出来ないの
一日でいいから泡になりたい
一日でいいから消えてみたい
しゅわしゅわサイダー
やっと持ち上げる午後一時すぎ
泡をちょっと飲んでみる
楽しそうに弾ける
もう少し飲んでみる
笑い声が見えた気がする
最後まで飲んで笑ってみる
案外すんなり微笑んだと思う
「はあ」
仕方ない 今日も頑張るか
やっと立ち上がる午後一時すぎ
重かった心は少しだけ
泡みたいに弾けている。
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