序章

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序章

 僕の隣は、いつも君だった。  生まれた時に、最初に利いた音も君だった。僕が初めて発する音も、君だった。  人生全てが、君だったはずだった。  だが僕が大きな過ちを犯してしまったから、それはもう叶わない。  いや、転機を自ら起したので、人生が一変した。  そう自分でも思っていた。
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