三月十四日

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ヒロたちと別れた後は裕美と二人、私は自転車を手で押しながら、先程まで微かに残っていた妙な空気もすっかり消え失せた中、いつもと何も変わらない調子で楽しくお喋りしながら、街灯の少ない、薄暗い帰り道を行くのだった。
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