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年が明けて、心理検査の結果がわかる日がやってきた
これでやっとはっきりする
不安とか期待とかが入り混じった複雑な気分だ
いつものように受付を済ませて、名前が呼ばれるのを待つ
そして名前が呼ばれてチャラ男先生のいる部屋に
「まずは前回の心理検査お疲れ様でした。これがその心理検査の結果なんですけど」
用紙を見るとIQとかの数字が書いてあり、平均、平均の上、平均の下とかが書いてあった
「大事なのは数字じゃなくてこの数字の差で、○○さんは数字が高かったり低かったり凸凹してるでしょう」
確かに100超えたりしてるものもあれば70代の所もあるし、凸凹してるな
「はっきり言うと○○さんはADHDと診断出来ます」
そうか…自分はADHDだったのか
…何だろう、ショックとは感じなかった
拒否したりとかもしなかったし、その時の自分の気持ちを文字として書くならば
「ああ、そうなんだ」
って感じで何も感じなかった
「納得出来た感じかな?大体の人がそんな感じになるよ」
そうなのか
今まで悩んでた事は自分の努力不足ではなかったのか
でもADHDと解ったからには解ったなりに対処して行かなくちゃな~
ここが自分の新しいスタートラインなのかもしれない
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