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奈々母「奈々起きなさい!遅刻するで!」
奈々「うん……もうちょっとだけ~」
奈々母「何回起こしてると思ってんねん起きろや!」
ドカッ
奈々「いっ……た」
朝から背中に蹴りが飛んできた
奈々「しばいて起こさんでもええやん!」
奈々母「あんたがはよ起きひんからやろが!」
奈々「わかった……起きる」
眠いー!
何でこんなに朝早いねん!
ふざけんなー!
奈々「また朝から食パンかよもう飽きたって毎日毎日食パンばっか……」
奈々母「文句言わんとはよ食べて学校行け」
何で朝からどつかれなあかんねん腹立つ……
まぁ学校まで3分あれば着くしいいか……
奈々はダラダラと用意しながら学校に向かう準備を始めた
(あっアニメはじまった……みたいなぁ……)
8時を意味するアニメ……
見たら確実遅刻やな……
うん。今日は、諦めよう
奈々「じゃ行ってくる~」
奈々母「はよ行かないとまたもん閉められるで~」
奈々「閉められたら反対の門から行くからいいねん」
バタン
はぁ何で学校とかあるんやろこの世から消えたらええのに……
カチッ
エレベーターのボタンを押して外を眺める
奈々「朝から皆ご苦労やな朝練とかアホらしくてやってられへんわ
ガラガラガラ
奈々「このエレベーターいつも遅いねん腹立つわぁ」
ん?5階……って事わあいつか……
五月蝿い女出来れば会いたくない
奈々の心の中の声も虚しく
彼女がエレベーターに立っていた
ゆき「奈々ちゃんおはよぉー」
奈々「おはよ」
ゆき「今日はまた暑いよなぁ」
奈々「……」
沈黙が続く
1階に着いた時先に口を開いたのは、ゆきだった
ゆき「じゃあ奈々ちゃん先いくね!走らな間に合わんかもやで!?」
奈々「いいよいつもの事やし」
ゆき「また先生とバトルん?今日はあの熱血教師やで?」
奈々「構わへんよ。てか、はよ行きや」
出来れば女と話したくない私
何を喋ればいいのかどうすればいいのか
幼い頃から男とばかり居た私
だから自分を呼ぶ時も(俺)と言ってしまう
それを見た周りの女子達は、あの子は垂らし誰でも付き合う等酷い言葉が陰で言われてるのも知っていた。
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