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奈々「あぁ目の前に居るのにそうやって嫌がらせしてもん閉めて楽しいんっすか?」
通称熱血バカ
先生「おう。時間はキッチリしとかなあかんからなお前みたいなやつが当たり前のように時間にルーズなまま大人になったら大変やからな」
奈々「ハイハイそうですねー
じゃあいいや反対の門から行くし」
先生「おー頑張れよー遅刻確定なるけどな笑」
なら開けろよ熱血バカ
まぁいいかコイツが居なくなってから
門を乗り越えればいい話やしな
奈々は、もう一つの門に行くふりをして茂みの後ろに座って空を見る
はぁ空はこんなに綺麗のに
いつどこで自分の気持ちがわからなくなったんやろ……
~5分後~
奈々(よしっあいつ消えたなそろそろ乗り越えて行こかな)
先に鞄を入れてっと
ポイッ
ドサッ
後は乗り越えるだけ
ガチャン
奈々「誰がわざわざ遠回りしてまでルール守るか馬鹿野郎」
先生「…………で……終わ……」
ガラガラガラ
奈々「おはよーす」
先生「おい如月また遅刻やぞ」
奈々「だからなんやねん。朝からうるさいわぁ」
先生「先生に向かってなんやその……」
奈々「あーすいません」
毎回同じ内容に私は、言い切る前に遮ってやった。
先生も何事も無かった事の様に授業を進める
奈々は、相変わらず空ばかり見上げてる
眠いポカポカする
朝に凄い弱い奈々は、そのまま深い眠りについた
「おいそろそろ起きろよ給食やぞ」
ん?
この声わ……
やっぱりお前か
りゅー
りゅー「うわっお前機嫌悪どないしたん朝から何かあったん?来てソッコーで寝てたけど」
奈々「何もないわ別にいつも通りウザイ一日の始まりやでてか、話しかけたらヤバいんちゃうん俺一応虐められっ子何すけど」
りゅー「あーええんちゃう?適当に誤魔化しとくし」
奈々「おぉー流石嘘つきやな」
りゅー「酷いなそんなん言うとかまぁなんでもええわとりあえず起きろよ?」
奈々「はいはいー」ヒラヒラと手をダルそうにふる
ガヤガヤガヤ
廊下に出るといつも五月蝿い
女がグループで別れてベンチや広い広場を独占する
あー今日は、三階行こかなぁ……
ドンッゴロゴロゴロ
奈々「いってー……何やねん朝といい昼といい」
パッと顔を上げた瞬間ニヤリと不敵な笑みを浮かべた
アイツがそこに立っていた
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