~第1章~1人目の男

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杏里「だっさ」 茉莉「流石杏里ー♪」 バタバタバタ くっそ見えねーとこでやりやがって まぁ慣れてるからいいか…… どうせ女には、手出しできねーし 久我「大丈夫か?」 奈々「あぁお前いつからそこにいたんだよ」 久我「ん?お前が後ろから狙われてる時かな」 奈々「それを早く言えよー……いってー」 久我「お前が人目がある時話しかけんなお前まで巻き添いになるとか言い出したんだろうが」 奈々「あぁそんなこと言った気もするな笑」 久我「笑い事じゃねーよ で、怪我わ?」 奈々「かすり傷と打ち身だけだ大丈夫」 久我「しっかしいじめられてるやつ助けてお前がいじめられるとわな」 奈々「ざまぁねーな あいつ助けなかったら学校ぜってー来ねーよ 俺あぁー言うの嫌いなんやわ」 久我「そうだろうな。お前の性格上助けてやらねーと後悔するって感じだもんな……っとそれともう1つ」 奈々「ん?」 久我「俺が気付かねーとでも思った?いつ保健室行くつもり?その足」 奈々「あっ忘れてた。てか、よくきづいたよな流石久我」 久我「お前と何年居ると思ってんねん少しの変化ぐらい気付くわ」 奈々「あははは しゃあねぇ行くかぁ」 久我「おー行ってこい。何なら俺もついて行こうかお嬢さん笑」 奈々「殺すぞてめぇ」 久我「おぉー怖い怖い笑 まぁでも、いざとなったら呼べよ?」 奈々「はいはい」 ガラガラガラ よしっ先生も今なら昼ごはんやから誰も居らんはず 先生「うわっ!ビックリしたー!」 奈々「ちっ……」 先生「どうしたの?如月さんお昼わ?」 奈々「いやー画鋲が足に刺さってた」 先生「刺さってたってレベルじゃないでしょこれ!? すぐに気付でしょ!?」 奈々「いやぁたまたま反対向いてたみたいで針が上に来てて知らなかったんですよ」 先生「如月さん。もしかして虐められて」 奈々「いやーね皆の作品を少しずらして貼ってたんですよその時画鋲の入った箱を落としてしまって拾わないとって思って靴の上に降りたら刺さりました」 先生「そう……如月さん案外ドジなのね笑 まぁとりあえず消毒しましょ」 奈々「はい」 危ない危ない危うくバレるところだった もしバレていたとしてもこの先生には、他の人に言うつもりはないだろう……
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