第1章~子供時代~

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どうしてこの年で生理が来たのかを説明してくれた。私には難しくて、あまり耳に入ってこなかった。ただ、先生が「あなたは人より成長が早い病気だよ」と、優しく教えてくれた。 先生は「だから人より先に体重も身長も大きくなるんだよ」と、教えてくれた。 小学二年生の私にはとてもわかりやすい説明だった。 先生にいろいろと質問をされた後、今後の治療についてどうするかの話し合いになった。 治療といっても、成長を一旦止めて、生理がちゃんときていい年になるまで、ホルモン剤を打つこと。小学二年生にしてはとっても針が大きな注射。 大人でも痛いらしい。そして、粒じょうの薬。ただ、ホルモン剤は副作用で太ると言われた。 治すためには仕方ないと思った。 先生は「大人になると体重も落ちるから大丈夫だよ」と言ってくれた。 先生、、たしかに体重は落ちたけど、ものすごく頑張って努力したから減ったんだよ。 体重が減るたびに大切なものも消えていったけど、。 ホルモン剤の治療を受けるようにした、月に1回病院で注射。 病院に行く日は学校を、早退する。早退は嬉しくてむしろラッキーだった。ただ、注射が平気な私でもホルモン注射は痛い。 小学二年生から小学五年生まで治療をして、ホルモンバランスが良くなってきているから注射の治療は終わりだと言われた。ただ、粒じょうの薬は飲み続けないといけないらしい。     
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