傭兵団
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傭兵団

アンジェリーヌ・デシャネルは皇女付きメイドの1人であり、リリス皇女が心を許せる数少ない人である。 「アンジェリーヌ・デシャネルと申します。」 「私は共和国軍南方方面第321連隊所属、ミヒャエル・ローゼンハイム大佐です。」 「共和国の方ですか?でも帝国の軍服を着られてるようですが。」 「アンジェ、こいつは捕虜だ。着替えがないから帝国の軍服を貸してる。捕虜なのにアンジェを口説こうとしてる悪いやつだ。」 ローゼンハイムが呑気にアンジェを口説こうとしてる頃、共和国軍陣営前線司令部にセクメント傭兵団が到着した。さまざまな国家、町、村と契約を結び報酬をもらい戦う傭兵団の中でも彼らは特に厚い待遇を求め、それが叶わなければ平然と裏切る。それでもセクメント傭兵団を雇うのはいくつもの戦場を渡り歩いてきた経験、実績が大きい。 「フォンソ少将、セクメント傭兵団到着しました。」 「傭兵共が来たか。すぐに配置につかせろ。」 奴等がいくら死のうとも共和国軍は痛くない。捕虜となったとしても助ける必要ないからな。ただの消耗品でしかない。 「まだ何かあるのか?」 「彼らにも補給が必要かと思いまして。」 「そんなものなど必要ない、さっさと配置場所を通達しろ。」 「ハッ。無断で入ってきてはダメだ。」 フォンソ少将と兵士がやり取りをしるテントに無断で入ってきたのはセクメント傭兵団団長ヴィンフリート・エルマンだった。
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