鉱物資源地帯最前線
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鉱物資源地帯最前線

ヴァルハラ暦2019年、帝国暦309年、4月20日、 1台の馬車が南方方面の最前線に向かっていた。 「大佐、ローゼンハイム大佐、到着しました。」 馬車の外で私を呼ぶ兵士の声で目を覚まして馬車を降りる。私の目に飛び込んできたのは横たわる兵士の遺体だった。 「血、汗の臭いで鼻が麻痺しそうだ。」 ここは地獄だな早急に後方勤務に戻らないといけない。軽く負傷でもすれば病院のベッドで過ごせるだろう。 「ローゼンハイム大佐、こちらに。」 兵士の後ろをついて歩いていくと。仮設テントが見えてきた。白銀の鎧を身に纏った騎士が兵士に指示を出していた。 「ミヒャエル・ローゼンハイム大佐、着任しました。」 「ようこそ。血と汗の戦場に歓迎するよ。大佐。私が司令官のイルデ・フォンソ少将だ。さっそくだか連隊の指揮を任せたい。」 「連隊の指揮ですか。」 戦場の経験すらない私に部隊の指揮を任せるなんて何かあるな。そんな事を考えていたら少年兵が現れた。 「フォンソ少将。お呼びでしょうか。」 「大佐の部隊まで案内してくれる。後は彼に任せるよ。」 「ルジェク上等兵です。よろしくお願いします。」 嫌な予感だらけだ。部隊に向かって移動中に質問をした。
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