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「専務・・・苦しいです・・・」
「だって・・・成瀬さんが悪いんだ。俺から逃げようとするから・・・秘書は俺の仕事を管理をするのが仕事だよな・・・。なら、今夜からは性的にも管理してもらうかな?」
「えっ!?」
専務は私のカラダから離れて、ソファに腰を下ろし、足を組んだ。
「君は我が社と契約している派遣会社の社員。立場的には文句言えないよな・・・」
「・・・」
「それは冗談だ。君を力で押さえるのは嫌だ。
昨日までの君は俺の秘書でしかなかった。でも、今朝の君の紅い目を見て、そそられた。
俺は男として君を抱きたいんだ。成瀬さん」
「専務・・・」
専務の瞳に男の欲情を見る。
「成瀬さんいや一花」
「専務・・・」
「今夜はだけは和希でいい」
専務としてワーカーホリックに仕事をこなす彼を尊敬していた。そのキモチの中に彼を女として惹かれている感情がないとは言い切れない。
私は専務に誘われるまま、カラダを預けてしまった。
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