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手記
どれ程の罪を犯したのか。私はもう覚えていない。こんな事、正しい筈など無い。しかし、私にはこれしか無い。
葛藤を繰り返して、どれ程の時間を見送っただろう。次々と仲間達は倒れ、去って行った。それは始めから分かっていた事だった。私は仲間の中でも最後に残される。それを選んだのも自分だ。分かっていた事だ。
それなのに。それなのにどうして、こんなに苦しいのだろう。最後の一人を見送って尚、私はここを動かなかった。
私はもうとっくに壊れていた。だからあんな事をした。あんな悍しい事を。
ああ、私の子供達よ。どうか、どうか頼んだ。願いを叶えておくれ。例え、如何なる犠牲を払おうと。
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