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はぁあっ!?
「なっ、なにを言って……っ」
声を上げたわたしの頭を、まるで小さい子供をあやすような仕草でアオ君はポンと叩いてハハッと笑った。
「冗談だって」
「あ、あなたねっ」
こんな年下男にからかわれる筋合いはっ、と文句を言おうと口を開いたけれど、アオ君の顔が急に真顔になって、わたしは言葉を呑み込んだ。
「ほら、バット持って構えてみろ」
「え?」
アオ君、ポケットから出したコインをマシンの硬貨投入口に入れ始めた。
「スカッとするような打ち方教えてやるから、前見ろ、直ぐに球くるぞ」
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