鬼と殺人鬼
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横顔だけ、辛うじて見えた。案外に、穏やかな顔だった。 瞬きすると、そこにメルトはいなかった。日が暮れ、あたりは完全に暗がりとなった。彼女は、その中に紛れたのであろうか。 そこには俺と、吐瀉物まみれの鬼だったものだけが残った。
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