思わせぶりな態度
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入り口の方向に向いて座り、優雅にカップを持ち上げる西がすぐに目に入った。 周りを見回して見たが、護衛も連れてないようだった。 「よぉ、お姉さん。来たね」 「あの、なんの用事です?」 「まあ、座ってよ」 有無を言わせない雰囲気だった。 「これを返しに来たんだ」 西は、紙袋をテーブルの上に置いた。 「これ、何です?」 「見りゃわかるよ」 ぐいっと、玲子の方へ紙袋を押す西。
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