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3日ほど過ぎた頃、ユウコはミナにメールを送ってみた。
だが、しばらく待っても返信がまるで無い。
それから何度かメールしてみたが結果は同じだった。
ユウコの胸の中で邪な期待が高まる。
講義に出た後、ユウコはミナの所属するジャズサークルの子に話しかけてみた。
「ねえ、ミナって最近どうしてる?」
「う~ん、あの子最近大学に来てないんだよね・・・。メッセージ送っても既読つかないし」
他の者に聞いても同じような答えが返ってきた。
胸が昂ぶってくる。
きっとあの人形に効果があったということに違いない。
「・・・あの、ちょっといい?」
突然誰かが、ユウコの背後から声をかけた。
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