『講談・現代巌流島』

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時は二千と十九年(パン)、場所は絶海の孤島巌流島(パン)。 ここに二人の剣豪の末裔が、合間見えたのでありました(パパンパン)。 方はかの銘刀物干し竿の使い手佐々木小次郎が子孫、佐々木小十郎(パン)。 もう一方は二天一流宮本武蔵の子孫、宮本大和(パン)。 はてさてこの勝負、いったいどちらが勝つのやら(パン) 「ふ、大和殿、我も舐められたものだな。そんなもので代々受け継がれし我の秘剣燕返し、防げるかな?」 「舐めてなんかいねーぞ、小十郎。燕返し返し。そのためのこれだ。物干し竿に対抗するには洗濯バサミだろ」 それを聞いた小十郎は呵呵大笑(パン) 「ふはははは、大和殿、愚かなり。洗濯ばさみをもった時点で主はピンチじゃ」 勝敗が見え始めたところでちょうどお時間でございます。
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