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握手を交わしたあと、急に眩暈を起こしてエルナは倒れた。
家畜の臭いに紛れてケモノの臭いがした。
夜になり、ケモノの臭いが消えていた。
ここは?
エルナは目を覚ました。なぜか酷い夢を見ていた気がする?
気がつきましたか?
キバは料理を作りながら喋る
町医者に診てもらいましたが旅の疲れが溜まっているので1日休めば良くなるでしょうと町医者が言っていってました。
今夜はゆっくりお休みください!
作り終えた料理をテーブルに置きエルナに伝える
いや、食事が終わったら、家畜を全部燃やす中央広場に集めてくれ!
いけません!夜は亜人が集まります!外は危険なので朝にしませんか?
なぜか、焦るキバ。今夜は満月、どこからか狼の遠吠えが聞こえる
やっとだ!ここで間違いなかったみたいだな~
キバこの農村地区は昔亜人が住んでいた!
違うか?今もここに住んでいて人間のふりをしているんじゃあないか?
エルナは閉めてあるカーテンを開ける。
エルナは床に置いてあった自分のバッグからチョーカーを取り出した。
知っているか?使い魔との契約を結ぶとき魂と直結する!それは肉体を失くしても継続するんだ。
チョーカーを着けて窓の映る月を眺めると、エルナは姿が変わって行く、まるでそれは焔を纏うような真紅の毛皮、まるで紅い狼だった!
キバは驚きを隠せないというか、余りにも美しい紅い色に見惚れていた
あのエルナさんその姿は?貴女は人狼族ではないんですよね?
あぁオレはエルナじゃないアイツは休暇中だ。
オレの名前はガロ!エルナの使い魔だ。
外が騒がしく、叫び声や悲鳴も聞こえてくる。
この匂いはオレたち亜人の匂いじゃない!魔族の匂いだ。キバお前も獣人化して手伝え、お前も獣人化できるのは合った時にすぐに分かった。
キバは満月を見るとやや、黒っぽい銀色の狼になる
分かりました!手伝います。
ガロはバッグの中から紅い色のした飴のようなものを口に含み外に出た。
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