2

6/6
前へ
/16ページ
次へ
しばらくすると、壁からテレビの音が漏れてきた。 どうやら三◯三号室の様だ。 耳を近づけると先程の番組なのか、笑い声まで聞こえている。 やっと帰って来たか… 僕は慌てて玄関を飛び出して、隣の呼び鈴を押した。 応答は無かった。 「すみません。隣の者ですが、いらっしゃいますよね」と僕は、ドンドンとドアを叩きながら、そう言った。 しかしやはり、何も反応は無かったのである。 馬鹿にしてるのか? 僕はイラッとしながらも、自分の部屋に戻った。 すると、、、。 テーブルの上に、ビニール袋が置いてあった。 なんだこれ? 先程までは無かったはずだ!、、なんだ、これは? 僕はゆっくりと、袋の中を覗いてみた。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加