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そして思い出す、甘くて痺れるような気持ち。
そんなことが詰まった服。
ブランド名だって
服の色合いだって
全て許せちゃうくらいに単純で
涙より先に笑いが溢れてしまう。
AOI
全ての服にそう書かれたタグ。
蒼色の裏地のポッケの服に苦笑する。
「ステキな服だろう、“AOI”というブランドを立ち上げたのはね、」
その次の言葉を聞かなくても嫌でもわかる。
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