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笑ってと言われても……
同じ高さで小谷君の顔があまりにも近くにあったので顔が赤くなってしまった。
「赤くなってる大山もかっわい~!」
よく照れもせずに私のことを何回も可愛いと言えるな。
わしゃわしゃと私の頭を撫でて…これってなんだか犬を可愛がってる感覚じゃないのかなって気がしてきた。
小谷君は入学式の時からとても目立っていた。
体育館に入場してきた小谷君を見て保護者席がざわついたほどだ。
普通に歩いてるだけでもこれだけ背が高いと周りの人はつい見てしまうだろう……
私は小さいけども、知らない人にジロジロ見られるほどではない。
私は子供じゃ普通の体型だから珍しくもなんともないのだ。
ただそれが16歳の女子高生がってのが問題なんだけど……
身長が高いなんて羨ましいって思っていた。
小谷君には小谷君の悩みがあるんだろうな……
とりあえず、幻のソーセージパンはすごく美味しかった。
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