5人が本棚に入れています
本棚に追加
真実
「はぁ…。」
「ん?どーかしたか?」
「うわぁぁ!」
瑞希に話しかけられ、大声を上げる。
「なんだよ、別に驚くことないだろ。」
「ご、ごめん。」
「んで、どーかしたん?」
「ううん、ただ、疲れたなぁって。」
「そーかよ。」
はぁ…。
びっくりさせないでよ…。
「ほいっ。」
すると突然、ジュースを投げ渡された。
頑張って受け取ると、瑞希は続けて言った。
「これで元気出せよ。」
「……ありがと。」
「いーってことよ。俺のおごり。」
「でも、そんなに元気無いように見えた?」
「うん、見えた。」
「えー…。」
二人で笑う。
この時がずっと続けばいいと思ってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!