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モザイクのかかった少年は眠れなかった。もう何日も何日も。眠れずに苛々していた。余りに苛々するので、死んでしまった家族に思いを馳せる。父さん、母さん、何故死んでしまったの?
まだ幼いオレを残して、必ず帰って来ると約束したのに。だから毎日毎日、二人が寂しく無いように飛び切りの屑共を送ってやるよ。それがお前らへの罰だ!
少年は、罪のない人間は殺さない。嘘つきと兵士のみを殺す。嘘つきな両親の元に腐った人間を送ってやるよ!それはモザイク少年の究極な皮肉から始まった、途方も無い嫌がらせだった。
それがいつの間に義憤になり、死者への手向けになったのだ。歪みに歪んだ感情に毒を混ぜ込んだそれは、最早何の感情表現なのか?
この物語の真実は何か?
絶望?それとも愛?
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