64人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
何故、接続詞を多用しては駄目なのか
小説の書き方などで『接続詞は多用しないこと』という文章を見かけた人も多いと思います。
では何故、駄目なのか?その考察をしたいと思います。
まず文章が冗長になることがあげられますが、『そして』『だから』『しかし』などの接続詞は前の文を後に文に引っ付けてしまう力の強い言葉です。
だからこそ多用することに作品の強弱や抑揚が弱くなります。
平坦になるのです。
実際、多用しなくても文章は繋げられます。
日は沈む。そして日は昇る。
日は沈む。日は昇る。
簡単な例ですが、接続詞が必要な文章の連鎖は意外と少ないし、接続詞を使わなくて意味は通じるのです。
ならば、どこで接続詞を使うのか。
このエッセイの作者は、どうしても強調したい一文にだけに使います。
接続詞は本当に力の強い言葉ですから、書き手が強く訴えかけたい一文以外には基本的に必要ないと認識しています。
強く訴えかけたい一文だけに使えば、その一文は多くの文章の中で浮かび上がるのです。
読書家さんたちは、プロの作家さんたちは接続詞を多用していないのを気付いているかも知れませんね。
また、接続詞に限らず、どのような言葉がどのような効果を生み出すかということを常に考えながら書き進めることは大切です。
接続詞を多用することで効果的に扱う人もいるかも知れませんね。
是非ご参考に♪
最初のコメントを投稿しよう!