よっぴぃさんの小説技術講座

一人称と三人称

小説を書く上で皆さんは最初に何を思い描きますか？

タイトル・ストーリー・キャラクター・世界観など色々あるでしょうが、一人称であるか三人称であるかは構成としてとても重要です。

一人称とは一人の視線。基本的に主人公の視点から物語が進むもので、三人称とは主人公と他者、作者の俯瞰といったものから描かれるものです。

最近は二人称と言われるものもあるようですが、こちらはあくまで一人称の視点が二つあるものだと思って間違いないでしょう。

一人称の利点とは、主人公の感情などがダイレクトに描かれること。また見えない場面を意図的に作ることが出来ます。個人の視点は確実に見えない箇所というものが存在します。そこを仕掛けとすることが可能です。三人称より書きやすいとは思いますが、独りよがりになりやすい欠点もあります。個人的な意見としてはショートショートなどには向いている手法かも知れませんね。