会話文「」の前後

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会話文「」の前後

はい、本日再びの更新です。ここまで書きましたので予め断っておくことがあります。 何故、三点リーダーや改行などをこのエッセイで扱わないのか。それは本気で小説を書く人ならば、現代は簡単に検索や書籍で知ることが出来ます。このエッセイの作者は調べても中々辿り着かないものを書くことにしています。だから『書き方講座』でなく『技術講座』なのです。実際、書籍化まで漕ぎ着けることが出来たなら、赤の入った原稿で三点リーダーなんかは否応なしに直されますしね。さて、前置きが長くなりましたが、今回は「」(かぎかっこ)の前後です。 もし、その場面に二人しかいないのなら「」のやり取りの連続でもいいでしょうが、三人以上いる場合は誰が言った言葉なのか「」の前後で表す必要があります。 それを語る前に念頭に置いてもらいたいのは、前後に置く動詞でどのように言ったのかを表現できます。 亮は言い放つ。 「なんでだよ!」 亮は小さくこぼす。 「なんでだよ……」 と言い方だけでも多くの表現があります。 それともう一人。文章というものも過去・現在・未来と地の文でも進んでいます。 だからこそ、会話文の前の文章は未然形もしくは現在形で書いていただきたいし、会話文の後に来るならば過去形で書いていただきたいのです。 「なんでだよ!」 亮は言い放った。 などですね。 とても細かな場所であまり気にならない箇所ですが、そういう細やかな配慮の出来る書き手さんの文章は安心が出来ます。 そんな箇所を気に留める方は、やはり勉強していると感じますし、読み手に対して配慮があるのだと感じます。 もちろん、これもルールではなく、やらないよりならやるほうがいいというだけのものです。 是非ご参考に♪
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