ユメコの見果てぬ夢

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「あの、ヒロインのモデルはアタシなんです。鏡を見て描いたんです。性格とかもアタシに近いんですけど、暗くて怖いですか?」 どんよりと曇った表情でつぶやくユメコに対し、Mは言葉をかけた。 「いやね、漫画って夢を売るものだから、リアルに自分をモデルにしなくていいんだよ。もっと瞳をきらきらさせて、髪の毛もふわふわに描こう。夢見る美少女って感じでさ」 Mの言葉を聞いたユメコはさらに表情を曇らせた。
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